こんにちは!
熊本県熊本市にある「茶道具すえなが」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。
茶道とは、基本的にはお抹茶を点てて
人に振る舞う一連の行為のことを指します。
ただお抹茶を頂いて楽しむというだけではなく
和室でのフォーマルなお作法に始まり日本の歴史や
伝統文化などにまつわる教養を深めていくことができます。
茶道が「茶の湯」として広まったのは、中世時代のこと。
一般的にイメージされる茶道とは、正確には千利休が大成した「わび茶」です。
これは室町時代に大名の間で流行していた派手な茶の湯に対して
質朴さや静寂さを重んじて作り上げられた様式です。
現在のお茶室の造りやいくつかの茶道具もまた
利休によって整えられました。
江戸時代中期ごろから、町人中心の文化が花開いたことで
わび茶は大衆にも普及していきました。
その一方で明治維新後の武家社会の崩壊や戦後のナショナリズム批判
欧米化の波などから茶道界の存続が危ぶまれる場面も何度かありましたが
そういった中でも、茶道家達は懸命に茶道文化を廃れさせることなく
尊重すべき日本の伝統文化として維持するよう尽力したのです。
日本の茶道文化が欧米へと知られるようになったのは明治時代です。
その広まりには、近代美術史に大きな影響を与えた
あの岡倉天心が深く関わっています。
彼はニューヨークで、日本の茶道を紹介するため英語で
「The Book of Tea(茶の本)」を著しました。
この本によって茶道が欧米の人々の関心を集めるばかりか
後に翻訳版が日本国内でも出版されたことで
多くの人が茶道に足を踏み入れるきっかけを生んだり
茶人に影響を与えたりしたといわれています。
もてなす側にも、もてなされる側にも
十分な知識やマナーが要求され
まるで一つの儀式のようでもあることから
英語ではtea ceremonyと訳されています。
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